【衝撃の巨大さ】国指定史跡『三ツ城古墳』は前方後方墳のルーツ?

国指定史跡三ツ城古墳 旅案内

三大酒どころで有名な西条の酒まつりに行ったんですが、いつものようにあっち行きこっち行きしていたら見つけました笑
西条駅から車で7分程と、東広島市の中心部にあり、小学校の隣という立地!こんな大きな古墳があるなんて想像もできないような住宅街のなかにありました!

三ツ城古墳について

三ツ城古墳(みつじょうこふん)は丘陵を利用して造られた、三ツ城第1号古墳・三ツ城第2号古墳・三ツ城第3号古墳の3基からなる古墳の総称で、1982年(昭和57年)6月3日に国の史跡に指定されています!3基のうち1号墳は広島県内では最大規模の大型前方後円墳です!

被葬者不明というまだまだ謎多き古墳ですが、この地域を支配していたであろう大豪族の墓と考えられています!

三ツ城古墳案内
三ツ城古墳案内板

第1号古墳
三ツ城古墳群の主墳であり、形状は前方後円墳
前方部を東北東方向に向け、墳丘は3段築成で墳丘長は約92メートル
頂上部では実物の石棺を見ることができますよ!

後円部は3段築成
直径:約62メートル
高さ:約13メートル

前方部は3段築成
幅:約66メートル

古墳全体としての埴輪の総数は約1,800本にもおよび、須恵器・土師器などが出土しています!

第2号古墳
1号墳の西にある古墳で、形状は円墳
直径約25メートル・高さ約4メートル

第3号古墳
2号墳の西側において、南側丘陵と2号墳を区切る溝の中にある古墳であり、形状は楕円形墳
長径約8メートル・短径約4メートル・高さ約1メートル

三ツ城古墳前方後円墳
前方から後円を見た写真です!
どれだけ大きいかよくわかりますよね

埴輪って・・・

私の勝手なイメージですが、埴輪(はにわ)といえば人形と馬形と思っていましたが、実は様々な種類があるようで、家形や衣蓋形・鶏形など色々あるので勉強になりました!
ちなみに1800ある埴輪ですが、2021年に1個が壊されてしまうという悲しい事件が発生しました。

馬形埴輪
飾られた馬の埴輪
人形埴輪
私が知っている埴輪もいましたw
衣蓋形埴輪
衣蓋形埴輪(きぬがさがたはにわ)
家形埴輪
家形!こんな埴輪があるとはw

光の宴

三ツ城地区の自治協議会主催による『三ッ城古墳 光の宴』が10月に開催されていました!
2024年で10回目を迎え、古墳や周囲の公園を約3,000本のキャンドルでライトアップし、売店やクイズラリー・ステージもあり毎年大変賑わっているそうですが、私が行ったのはその2週間後だったのでもちろん見ることはできず残念です、、、

ちなみに2025年10月4日(土)に開催予定だった『第11回三ツ城古墳 光の宴』は、雨天のため中止となったそうなので、2026年は開催できることを願います!

まとめ

三ツ城古墳はただ大きいだけでなく、その形が古代史の謎を秘めている点や、被葬者不明など非常に神秘的な史跡だと思います!東広島市といえば酒まつり!という考えが変わり、しっかり学びたい地域となりました(^^)
東広島市を訪れた際には、ぜひこの巨大な墳丘を歩いて古代のロマンを感じてみてください♬

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