裂田溝って何?
裂田溝(さくたのうなで)は、那珂川市にある灌漑用に作られた用水路です。
灌漑(かんがい)とは農地へ水を人工的に供給することをいいます。
日本最古の農業用水路としても知られており、農林水産省が日本の農業を支えてきた
代表的な用水を選定する、疏水百選にも選ばれています!
那珂川から水を引き込み、安徳・五郎丸・松木を通って今光に至るまでの総延長は約5,5km
『日本書紀』の記載によると、神功皇后が三韓征伐の勝利祈願のためにこの溝を掘っていると
大きな岩に突き当たり工事が一時中断した。
そこで神功皇后が武内宿禰に命じ、天神地祇を祀り祈りを捧げたところ、雷が落ち岩が
裂けたため再び工事を行うことができたとの事から『裂田の溝』と呼ばれるようになったという。
今その場所には裂田神社という神社が祀られており、落雷によって裂けたという岩も現存します!
発掘調査では、とどろきの岡(現在の安徳台)の東側で立ちふさがった大岩と思われる
花崗岩の岩盤も見つかっているそうです!
平成27年度日本遺産に認定された『古代日本の「西の都」~東アジアとの交流拠点~』
における構成文化財の一つに、令和2年6月19日に裂田溝が追加されています。
日本土木史の最初のページにも記載があるようで、
日本書紀に記されている神功皇后の話とともに記載されているほど貴重な土木遺産です。
裂田溝ライトアップ
【第13回裂田溝ライトアップ】
日時:2023年11月18日(土)
時間:17:00~20:30 ※雨天中止・延期なし
那珂川市役所とJA筑紫ライスセンターが無料の臨時駐車場になります。
臨時駐車場から無料のシャトルバスあり

ずっと気になっていた裂田溝ライトアップに初参加です(^o^)
JA筑紫 ライスセンター(かなり広い)に車を止めることができたので駐車!
シャトルバスの停留所にもなっていましたが、バスを待つ時間や
ベビーカー2台と子ども4人をバスに乗せるより歩くほうが楽だと判断し
そこからカワセミ公園まで徒歩で7分程歩きました!
駐車場を出ると、こんなとこからライトアップしてくれていて歩いて良かった~
写真では明るく見えますが、このライトがないとかなり暗いので助かりました🥰
ちなみに、奥の高台に見えているのは安徳台展望所のライトアップです!
※展望所には入れません

田んぼ道と住宅街を抜けると、カワセミ公園の駐車場が見えてきました!
駐車場といっても5台ほどしかスペースはなく、運良く止められたらラッキーですが
Uターンもできないうえにかなりの人混みで、歩いてきて良かったなと実感😅
カワセミ公園もシャトルバスの停留所なので、バスを待つ人やトイレ待ちの人で凄い混雑…


この橋を渡ると木の遊歩道が続いており、至る所がライトアップされています!
途中には裂田の溝を記念して神功皇后を祀る裂田神社があり、神殿の扉に菊花の紋章を見ることができます!
そして、裂田神社のライトアップはおそらくこの日だけなので貴重ですね(^^)


ちなみにこちらの裂田神社は現人神社との兼務神社となっているので
御朱印などは現人神社の社務所で拝受していただけますよ!
今日は真冬並みの寒さで凍えていたのですが
裂田神社の隣にはテントがあり、豚汁をいただくことができました!
冷えた体にアツアツの豚汁がたまらなく美味しかったです!
裂田神社を後にし、最終目的地の裂田溝公園に向けてさらに歩きます!
その途中、城ノ下交差点を渡るため信号待ちをしていたら面白い人形が!
竹で作られていて、そこそこ大きく、子どもたちは普通にビビってました😆

道路を渡り裂田の溝沿いを歩くこと5~6分、一の井出公園に到着!
この間もずっと等間隔でライトが置いてあり、準備・片付けと本当に感謝です😭



一の井出公園には、那珂川竹細工クラブの作品が置いてあり、
幻想的で寒さも忘れて見入ってしまいました!
そこからさらに1分ほど歩き目的地の裂田溝公園に到着です!
裂田の溝もとてもキレイにライトアップされていて、冬の間中このままでいいんじゃないかと、無責任ですが思ってしまいました(^^)
ちなみに、この時点ですでに時間は20時を過ぎており、裂田溝公園発のシャトルバス最終時間が20時45分
車を止めたのが18時50分だったのであっという間に1時間半が経っていました!
裂田溝公園には20以上の学校や団体がライトアップを彩っていました!
全部をじっくり見て回りたかったのですが、なんせ時間が・・・😢


地鶏おにぎりなどの出店もたくさんあったのですが、すでに皆さん片付けの準備中
最終シャトルバスには並んでいる方もいて、乗り遅れるとかなりの距離を
歩いて帰る羽目になるので、夜ご飯も食べずに仕方なく並びました😂
時間配分を少し間違ってしまいましたが、子どもたちも楽しんでいて
参加して本当に良かったです♬
